■現場ルポ
「芸術職人」を育成します・ものつくりの視点を伝える──日本装飾美術学校
「芸術職人」とは?

日本の伝統工芸が失われつつある、というニュースをしばしば耳にします。後継者になろうとする人が少なく、行政が援助していることも多い、と。
それは大変だ、一体どういった事情なのだろうと、私は個人的に関心を持ち、折を見ては各地の職人さんなどを訪ね歩いてお話を伺っていたのですが、原因として挙げられたのはまず、
・厳しい徒弟制度に耐えられない若者が多くなってきた
・若い人に影響を与えるほどの“作家”が少なくなってきた
・・・ことでした。
学校で叩かれたり大人に愛情を持って叱られたことのない子が耐えら れる世界ではない、ということですが、果たしてそれが最たる要因かと思うとそうではなく、やはり「魅力」を伝えるだけの「芸術性」の低下が一番かと思いました。どんなにぬくぬく育っても、本気で目指したいと思う対象があれば、辛い下積み生活にも耐えられるんじゃないかしら? 私も現代っ子ですから、「耐えられない」というのを前提に言っていますが。
『日本装飾美術学校』では、その「芸術性」を育成します。
「職人学校」ではなく、あくまでものつくりにたずさわる人を「芸術職人」と呼んで育てる学校。「技巧」より先に「芸術を生み出すまなざし」に着目しているのが特徴です。<ルポ本文より>
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